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執筆者の写真Daisuke Hasegawa

たった1人の戦い

今朝は割とゆっくりして身支度を整えて塾へ

時刻はまだ九時過ぎ、すると既に部屋には電気が、、

誰だ??どろぼうか?まだ部屋は冷たい。。


誰もいないはずの場所に、

一つの見覚えのある黒いリュックサックが目に映った。


『あっ!』そう思った次の瞬間、

トイレのドアが開き、低い声で

『あけましておめでとうございます』

浪人生のT君だ!


彼は僕の家よりも随分と遠いところから

毎日のようにここまで通っている。

もちろん車ではなく電車でだ。

(なんと家から駅までは自転車)


それだけでも尊敬に値するのだが、

今日は今年最初の通常営業日。

僕よりも早く到着してすでに勉強を始めていたようだ。

素晴らしい!!その一言に尽きる。



受験まであと二週間を切った現在、

彼に家でゆっくりしている時間など無い。

少しでも集中できる環境で勉強時間を確保して、

最後の最後まで尽力を尽くす。


彼はたった1人の戦いに挑んでいるのだ。

受験(勉強)はまさに自身との孤独の戦いである。


手を差し伸べられるものであれば、

なんとかして力になりたい。

しかし何度も言うが、受験(勉強)は己の壮絶なバトルなのだ!!

何もしてやれることはない。


ただそばにいて見守って、

時よりたわいも無い話をしてあげること以外に

こちらがやってあげられることはナイ!!


彼はただひたすら机に向かってペンを走らせる。

その微かに聞こえる音をBGMに僕はこの日記を書いている。

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